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糖尿病になった猫&虐待にあった猫と暮らす私(pancia)が、 「猫と人がともにしあわせに暮らす」日々のために できることを探し、発信していくブログです。

動物虐待・遺棄と愛護について思うことー「ペット」は「家族」になりうるか

今日8月7日は立秋(りっしゅう)だそうですよ。なんでもこの立秋の日を境に暑さがピークに達し、徐々に秋の気配を感じる日が増えてくるそうで……

秋なんて言葉が全くもって似つかわしくないこの猛暑にさらされて、猫たちも私もぐったりですが……

 

このところの暑さで熱中症で亡くなったり、病院に搬送されたりされる方のニュースを見聞きすることが増えました。自分や猫たちに注意を払うのはもちろんですが、遠くに住んでいる家族や親戚、友人等にも「ちゃんと水分補給してね、無理せずクーラーかけて寝てね」としつこく言ってしまいます。多少相手にうるさがられたとしても、不慮の事故が防げれば、それに越したことはないと思うのです。

 

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この方はすっかりこの扇風機を「自分専用」とだと思っているので、扇風機の場所とともに移動します。確かに普通の大きな扇風機は猫の背丈だと風がこなそうですよね。これは猫のサイズにちょうどいいけど、無印良品さんはそれに気づいて狙ったのでしょうか!?

 

熱中症といえば最近気になる話を2つ聞きました。

1つめは猫友さんの同僚が「この暑さの中、クーラーもつけず締め切った家の中に猫を置いて出勤してくる」という話。

そもそもこの同僚は「昔(おそらく数十年前)猫を飼っていたときは平気だったから」と言って、全く気にせず毎日猫を締め切った室内に置いて出社しているとのこと。どこか適当に涼しいところを見つけてるわよなんて言っているようですが、数時間も締め切った室内に涼しい場所があるとは思えません。おそらく40度にもなろうかと思います。この方、そのまま数日間、旅行で不在にすることもあるようです。。。

 

2つめは、「母宅お向かいさんの飼い犬が、脱走して車にぶつかったが病院に連れて行かれず、相変わらず炎天下の外に繋がれている」話。

このワンちゃんは中型犬で、真夏も真冬も外の犬小屋で過ごしています。(私も実際雪の中、外にいるのを見て不憫に思いました。とても懐っこく人が好きな子です。)老夫婦が飼い主のようですが、いわゆる昭和的な飼われた方をしていて「ドッグフード」なるものは食べたことがなく、いつもねこまんま(ご飯の上に人間用の余ったおかずをトッピングしたもの)を食べている様子。(話を聞いているだけで、この子の栄養状態がとても心配になるのですが…)

 

つい先日、飼い主さん達の留守中に首輪を引きちぎって脱走したようで、あたりをうろうろしていたとのこと。母がそれに気づいて外に出たところ、目の前で車にぶつかってしまったようで…「轢かれる」まではいかず、「ぶつかって弾き飛ばされた」のですが、車の運転手はそのまま行ってしまったとのこと。母が介抱してお向かいさん家の玄関に入れたとのことでした。

この子は飼い主さんが帰ってきたあと、すりむいたところに何か薬を塗ってもらったようですが(そもそも人間用の薬を、素人判断でつけていいかも疑問が残ります)、結局病院には連れていってもらえなかったようです。どこか打ち所が悪くないことを祈ります…。

 

猫友さんも母も「他所様のお家のことだから、口は出せないけどどうしたもんかね…」と話していました。ここはペットブログなので、この2つの話に憤りや違和感を持つ人の方が多いのではないかと思います。(私は「ペット」=「愛玩動物」という言葉に違和感を覚えてしまうのですが、便宜上使用しないと伝わらないところが悩ましくも思っています)

 

このようなブログを読んでくださる方は、おそらく普段から「人間と動物の共生」というテーマに関心を持っていて、意識の高い方が多いだろうと思います。

私なりに「人間と動物の共生」ってどんなことかなぁと解釈すると、動物を飼育する立場とすれば「一緒に暮らす動物たちを家族と考え、彼らに惜しみない愛情を注ぎ、健康管理や環境に注意を払い、節度を持って、ときに厳しくしつけ、最期まで責任を持つ」なのかなと考えています。

「所詮ペットでしょ的な考えの方たち」と話すと、たまに無力感に苛まれますが、他の方のペットブログを拝見していると「人と動物がともにしあわせに暮らす」ことをきちんと消化して、受け入れることを自然と実践できている方たちがたくさんいるんだなと勇気付けられます。

 

だけど世の中、そういう人たちだけが動物と暮らすことを許されているわけではないですよね。私は譲渡会から猫を譲り受けたことはまだないのですが、聞いた話だと「譲り受けられる人の条件」というのが「かなり厳しい、ハードルが高い」という傾向にあるそうです。「厳しい」と感じるかどうかはその人の主観もあるのでしょうけれど、「限定されている」ということのようで、例えば「独身」かつ「男性」という立場だとほぼ通らない、という嘆きのような記事をネットで見ました。同棲カップルも難しいようです。一方で望ましいとされるのは「子育ても一段落した中年のご夫婦」や「専業主婦のいる世帯」だそうで。

 

これらは「譲渡する側の立場」を考えれば、そうなるのも無理はないなと思います。当然ながら、全ての「単身者」「男性」「同棲カップル」が動物を虐待・遺棄し、全ての「子育ても一段落した中年のご夫婦」「専業主婦のいる世帯」が動物たちを幸せにするという保証はありません。

しかし、今まで散々酷い目にあわされてきた動物たちを「二度と同じ目に遭わせたくない!」という譲渡会側の強烈な意志には使命感を感じますし、譲渡会という一期一会の性質からして「人を見かけで判断せざるを得ない」以上、過去の実績から「はなから不安要素は排除する」ことで動物達を守るしかないのでしょう。

 

世の中には当然、さまざまな考え方の人々がいて、その中で動物たちと暮らすことについては考えさせられることがたくさんあります。動物が好きな人、嫌いな人、関心のない人。そしてその各々に度合いや価値観があるので、一概に正解はありません。これは他の様々な問題に於いても全てに当てはまるのでしょうが、互いの違いを尊重しつつ、先に気づいた人が少しづつ働きかけ、啓蒙し、ボトムアップしていくことが大切なのかなと思います。(JTのたばこの広告が思い浮かびました)

気の遠くなるような草の根活動なのでしょうけど、海外のペット先進国でできているようなことについてはいずれ、日本も追いつけると私は考えています。

 

日本中、世界中が平和について想いを馳せているこの時に、人と動物が幸せに暮らせる世界についてもまた、考えてみたいと思ったのでした。